Mugen 19
中川区では、お祭りが各地で開催されております。
はじめにお祭りで使われる「獅子舞(ししまい)」をご紹介したいと思います。
獅子舞は、疫病退治・悪魔払いをするものとして信じられています。
獅子舞を被った子ども達が、「御花(おはな)」という「お供え金」を集めます。
お供え金は、祭りの費用をはじめ、神社や地域の費用、時には子ども達のお駄賃として使われるそうです。
ちなみに獅子舞は、インドから中国へ、中国から日本へ伝わったといわれています。
頭を噛む動作で、邪気を食べてくれるという意味もあります。
獅子舞を見たら、頭を噛んでもらいましょうね。
さて、本題。
中川区には、世界に通じる太鼓があります。
その名も「尾張新次郎太鼓」。
下之一色の故西川新次郎氏が伝えた神楽太鼓。
たいへん強く張った皮の太鼓を竹を細く割って整えたバチを使って音を出します。
皮の表面に弾力性がなく、普通のバチで叩いても音がしないことが特徴の太鼓とも言えます。
2016年9月には、開場50周年となる国立劇場で、特別企画「日本の太鼓」にも選出されています。
地域を見回すと、世界へ羽ばたいている人事物。
価値の発見と発信、保存と伝承を大切にしていきたいですね。