リニア・名古屋ー東京は2027開業へ。
言葉が大きく報道されてから、約1年。構想は具体的に進んでいます。
この度、名古屋駅「西」の地権者説明会が行われました。
ここで、簡単にリニアについておさらい。
現在新幹線では、名古屋ー東京間は、89分。
リニアが開業すれば、所要時間は40分となります。
次に開通目標。
東京ー名古屋間は2027年。
名古屋ー大阪間は2045年。
さて、本題へ戻ります。
今回の説明会では、まちづくりの方針(案)として、大きく3点示されました。
・街区の再編・道路の再配置による基盤整備
・まちの中心となる広場の整備
・魅力あるまちづくりの支援
説明会では、「まちづくり」をどのように行っていくのかが焦点とされていました。
意見等は、
・土地の高度利用促進についてはどのように考えているのか
・「地権者のみなさまの発案による開発を支援します」とあるが、建替は強制か
・「にぎわい」とあるが、にぎわいとはどのようなものを考えているのか
・地下空間の利用を検討してほしい
・まちづくりとあるが、駅西銀座商店街など含め、この機会を捉えて全体的に行っていく考えは
・まちづくりを考える上で、どのように参加・説明ができるのか、一部で進めないでもらいたい
・道路の再配置があるが、どのようになるのか
など、多数ありました。
※ちなみに、「椿神明社」も地権者の対象。
椿神明社は、伊勢神宮の外宮にみたてられた社で、
中川区ともゆかりの深い「笈瀬(おいせ)川」とも関係があり、
力持ちで男の子に化けるのが得意な「河童(カッパ)」伝説があります。
概ねリニア中央新幹線の開業に向けては、好意的な反応かと思う一方で、
地権者の財産権に対して制約を加えるという観点やまちづくりをみなさんで進めるという言葉から、
十分丁寧な説明をしてもらいたいと考える一幕がありました。
リニア開業まで、あっという間。
ちなみに、名古屋城天守閣木造復元の目標は、2022年12月。
日本の技術水準の高さは、世界に誇れるものと言えますね。
⬛️リニア中央新幹線の開業を見据えた都心まちづくり
⬛️リニア中央新幹線と名古屋駅周辺まちづくり構想