梅雨明けでいよいよ夏本番！！と思っていたら雨が降り、
台風発生とまだ夏の暑さには慣れておられない方も多いかと思います。
それでも、時計の針は周り、学生は夏休み、地域では夏祭りが開催されています。
名古屋市中川区の学区は、小学校区は２４。中学校区は１１。西養護学校１。
小学校区単位で盆踊りを開催されている所もあります。
盆踊りをはじめ、様々な催しを企画・準備・運営されているみなさんには本当に感謝です。
そこで、「地域力、市民活動・地域コミュニティ」についてご質問いただくことが多いので、
ここで書きたいと思います。
１）地域のことは誰がやってるの？
普段生活していると、基本は個人・家族単位での活動が頭に浮かぶと思います。
一歩踏み込んで考えると、地域や学校など、地域社会が出てきます。
この地域社会が、自治会、町内会、PTA、区政協力委員といった組織となります。
活動されている方は、地域の方。お隣の方かもしれません。
２）市民活動・地域コミュニティのメリットって？
市民活動や地域のことをやっても、何にもメリットがないんじゃない？
むしろ、時間が取られて苦情を受けて、デメリットしかないんじゃない？
星の数ほど頂いてきた質問です。
まず、メリットとして考えるときに、直接的な「お金」と答えられるのであれば、
メリットは見い出せないかもしれません。
時間や苦情対応については、できるだけ負担軽減する方法を考えるか、
メリットの方が多ければ良いのではないかと思います。
ではメリットとは？
一言で言えば、地域力・社会関係資本だと思います。
具体的には、あ）何かあった時安心、い）楽しい（孤立化防止）、う）情報が入る。
あ）何かあった時安心
これは、昨今強く言われている、災害時の問題が挙げられるかと思います。
携帯やインターネットが使えなくなったら、と想定すればいかがですか？
頼るところは、家族・地域となってきます。
これは、災害発生後に家族を求める方、地域コミュニティの必要性を求める方が
強くなっている傾向があるとも言われていることを鑑みれば、必要性が迫っていると言えるのではないでしょうか。
http://citrus-net.jp/article/807
http://president.jp/articles/-/2011
い）楽しい（孤立化防止）
人との繋がり。絆。
繋がりを面倒に考えられる方もおられます。
一方で、色々なことを相談したり、解決したりすることができる環境。
加えて、認知症や孤独死などを防止する一端になると言えます。
一人で抱え込むより、話し合ってストレス解消もできる環境は大切だと思います。
う）情報が入る。
これは、特にPTAさんに当てはまるかもしれません。
子どもに関する情報、例えば、子どもが進学する中学や高校の情報、習い事、スポーツのチームに関する情報、
学校で使用する早めに買っておいたほうがいいもの情報、近所で子どもウケのいい歯医者情報、犯罪情報など。
「時間はお金に変えられない」と言いますが、地域活動での繋がりも、
お金では換算することができない財産だと思います。
「やらされる」「無駄」という悪い印象が先行している部分もある地域活動。
既存の組織が必ずしも良いとは言い切れない部分もありますが、一度考えられるのも良いかと思います。
高木は、今後とも地域力・市民活動・地域コミュニティの形を考え、創っていきます。
⬛️高木善英（たかぎよしひで）
生まれも育ちも、名古屋市中川区。
１９８０年生まれ。愛知小、長良中卒。
名城高校（普通科）、名城大学（理工学部）、名城大学大学院（修士：法学研究科）、名城大学法科大学院（専門職博士）。
教員免許（数学・社会）等も有する。
小学校５年生からボランティア活動を行い、現在も継続中。
青少年活動、教育、まちづくり、国際交流、虐待（DV）防止など、各種役職、企画・運営・講師なども行っている。
２０１５年 名古屋市会議員選挙に初出馬。初当選。
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