ある日の朝。
地震が発生し、地域で災害対策本部が立ち上げられた。
そんな想定の下、新たな試みが安城市で行われました。
災害が発生した場合、命を守るために、何をするのか。
災害対策(事前予防)については、周知が進んでいます。
一方、実際にどのように避難所を運営するのか。
何となく、避難所運営マニュアルを見たり、
消化器の使い方を学んでもらう。
確かに必要なことではありますが、これで十分でしょうか。
東日本大震災や熊本地震などで、必要性と利用可能性が認知されてきたICT。
しかし、実際には、名古屋市にあっても、対応は十分にとられていません。
(すでに過去から、ICTの重要性や活用については、指摘しているところですが、
良いお返事をいただくことは、なかなかできておりません。)
なぜ、良いお返事がいただけないかは、様々な理由(ここでは書けません。。。)が
あると思いますが、市民に対しては必要なことであると考えているため、
引き続き訴えていきます。(愚痴ってしまいました笑)
話を元に戻します。
新しい試みというのは、
実際にロールプレイングゲーム的な避難所運営に加えて、
情報発信と活用を行う
という訓練です。
今までICT(パソコン・スマホなど)を利用したことがない人でも、
やらなければならないとなれば、利用方法を覚えざるをえません。
他方、現実に利用しているデジタル・ネイティブ世代(生まれた時からICTがある世代)は、
利活用はお手の物。(今回は、高校生も参加し、スカイプやツイッターを利用しました)
避難訓練がつまらないという観点から、面白味(実践感)を持たせる。
(消防団は、無線の活用や物品の活用を指示する訓練になりました)
これらにより、世代間の交流や参加率の向上、実践味のある訓練など、
好循環が生まれるというわけです。(司令塔や情報塔を高校生が行う場面もありました)
実践型(発災型)訓練は、宿泊体験訓練や炊き出し訓練などもあります。
いつ災害が発生するか分からない日本において、
避難訓練を「より実践化することの必要性」を今後とも訴えていきたいと思います。