전자 성경
さい帯血（臍帯血）という言葉をご存知でしょうか？
胎児と母親をつなぐへその緒（臍帯）と胎盤に存在する血液のことです。
白血病への治療方法として「骨髄移植」以外の選択肢として進歩しているのが、さい帯血移植。
出産時にしか取れない大変貴重な血液であるさい帯血を利用しての治療は、
提供者への身体への負担がなく、患者に合う血液が短期間で見つかることが
最大のメリットと言われています。
（白血病以外にも、難治性血液疾患の治療、ips細胞作製にも役立つと言われています。）
国内でも保険が適用されますが、医療機関による治療成績のばらつきが大きいという指摘がされています。
日本さい帯血バンクネットワークが解析した全国約３３０例のデータでは、
初回の移植で３年後も再発しない患者の割合は２割強なのに対し、
東大医科学研究所では約９０例で７割以上と突出して高いとも言われています。
白血病の治療に対して、「骨髄移植」と「さい帯血」（他には「末梢血移植」）など、
選択肢が広がることは、大きなメリットであると言えます。
現在も過去も白血病と闘っていた市民のみなさん、知人・友人がいることを考えると、
少しでも選択肢が増えて欲しいと思います。
そんなさい帯血の採取する施設として、名古屋市立西部医療センターが認定されました。
（認定日：平成２９年５月８日）
平成２９年６月１日から、主に産婦人科外来への周知や説明（週１回）を図り、
希望者にさい帯血採取が実施されることとなります。
⬛️名古屋市立 西部医療センター
〒462-8508 名古屋市北区平手町1丁目1番地の1
電話番号：052-991-8121(代表)
ファックス番号：052-916-2038