災害が発生したら、活躍する機械。
本来なら一度も活躍、出動しなければ、よいのですが災害は発生しうるもの。
昨今の東日本大震災や熊本地震などにおいても活躍した機械を視察させていただきました。
国土交通省 中部地方整備局 中部技術事務所。
「災害時に活躍する機械って、防衛省じゃないの？？」
なんて声も聞かれましたが、間違いなく国土交通省です。
全国で８箇所の拠点がある技術事務所。
災害時に活躍する機械があります。
その１つは、なんとナゴヤドームの北側にありました。
知らなかった方も多いのではないでしょうか？？
それもそのはず？
自衛隊や警察では広報専用部隊が張り付き積極的に映像等を配信していているが、
国交省は災害全体の記者発表のみ。
文字中心で内容が多すぎること、という指摘もありました。
（災害対応から見えた災害対策用機械に関する課題と今後の対応より）
確かに、情報発信の専門部隊がいれば情報発信がよりなされますが、
専門部隊がいないのであれば、いないなりにも検討は必要だと思います。
そんな情報発信の１つに、「災害時に活躍する機械の見学」としてPRされていました。
また、照明車、無人化施工バックホウ（無線で操作できるショベルカー）については、
操作体験もさせていただきました。
中にはトミカとしても発売されている照明車もあります（超レア車両）。
メタルハライドランプを装備し、１００m先まで明るく照らし、50m先では新聞が読める程度の光を出せます。
遠隔操縦バックホウも、２次災害が発生するおそれがある際にも活動ができます。
今回の視察目的は、
１）国と市との連携（特に防災危機管理局、消防局との連携）
２）災害時における対応技術レベルと範囲
でした。
排水ポンプ車、衛星通信車、対策本部車など、ライフライン復旧の要となる機械。
組み合わせ次第では、さらに大きな力を発揮するのではないかと考えられます。
もっとも、機械だけではなく、人の連携も必要。
災害対応には、国も市も関係ない！と思いながらも、
「行政の組織」を日々見ている高木です。
やる気がある方は、精力的に活動していただいておりますが、
職員の力だけでは解決しないこと、職員では解決しないことも出てきます。
今後も課題の共有、問題解決に向けての協力体制を構築しながら、
危機管理に向けて引続き準備をしていきたいと思います。
⬛️国土交通省中部地方整備局中部技術事務所
⬛️名古屋市防災危機管理局
⬛️名古屋市消防局