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２０１６年４月に発生した熊本地震。
毎日多くの新しい情報が入ってくる中、遠い記憶として認識されることもあります。
中川区消防団連合会の幹部セミナーでは、熊本市の消防団長を迎えました。

山口純一氏（熊本市消防団長）は、熊本地震において現地で活動をされていました。
現場では、全国から支援物資が届くものの、いかに仕分けるのか、消防団員が仕分けをするのかから
議論が始まりました。
女性団員が避難所において、高齢者の話し相手をしたことなど、平時の訓練内容とな違った活動を
したことなどを紹介されました。

「マニュアル」についても触れるところがあり、
「消防団にはマニュアルを与えない方がいいと思う。
災害時には、消防団が市民や地域のために何ができるかをそれぞれが考え、
臨機応変にどんなことにも対応することが必要」と語っていました。

マニュアルは、何をして良いかわからない人に対して、手順を示したものです。
山口氏の発言は、マニュアルは訓練において（身につけている）前提条件であり、
マニュアルに縛られることなく、個々で考えて活動できる人材を
消防団に求めておられると感じました。

高木もできることであれば、マニュアルに縛られることに終始することなく個々で考え、
それぞれが臨機応変に行動できる人材育成は必要であると思います。

人材育成について、これからも力を入れていきたいと思います。

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