名古屋城本丸御殿の復元を目指し始まった、春姫道中。
今年で最後の２４回目を迎えました。
意味づけなどを振り返ってみたいと思います。
Q春姫道中と名古屋城本丸御殿って、どんなつながり？？
名古屋城本丸御殿は、初代藩主・徳川義直の住居、藩の政庁として使われていました。
完成は1615年（慶長20年）とされています。
春姫は、義直の正室（正妻・本妻）。
1615年（元和元年）に結婚したとされています。
そこで、本丸御殿に義直と共に住むこととなった春姫に着目。
輿入れ（嫁入り）を「春姫道中」と称して、本丸御殿への入場を目指して始動。
Qなぜ今年（２０１８年）で春姫道中は終了なの？
名古屋城本丸御殿（国宝）は、第二次世界大戦（１９４５年５月１４日）の名古屋大空襲により、
金鯱（金しゃち）天守閣（国宝）とともに、焼失してしまいました。
しかし、７３年の月日を経て、全面公開（完成）を迎えます（２０１８年６月８日）。
そのため、春姫は本丸御殿に入場することができ、今年でフィナーレを迎えるということですね。
Q春姫ってどんな人？
1603年生まれ。１３歳で義直と結婚。子どもに恵まれなかったが、義直の２子と暮らした。
３５歳で死去。
Q義直ってどんな人？（春姫との関係のみ抜粋）
1601年1月2日生まれ。徳川家康の９男。
1606年に元服（大人の仲間入り）。
春姫には子供がなかったが、謹厳実直な義直は側室を置こうとはしなかった。
しかし尾張徳川家の存続という責務も果たさす必要があり、側室を置いたとされる。
５１歳で死去。
※１６１５年が慶長20年・元和元年と表現されるのは、元号が変わったためです。（慶長20年７月１３日）
■春姫道中Final（2018年）
主催：本丸ネットワーク 春姫道中実行委員会
開催日時：2018年（平成30年）4月22日（日）
参加人数：出演者／200名、ボランティア／100名、踊り隊他各種隊列／数百名、計800名