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抹茶といえば、宇治や西尾など思い浮かべる方が多いかもしれません。
歴史を辿ってみると、抹茶を中国から日本に伝えたのは、栄西と言われています。
その後は、「茶の湯」として、千利休によって大成を見たとのこと。
尾張・三河「三英傑」と言われる武将も、茶の湯には深く関わっていたと記されています。
さて、そんな抹茶を名古屋嬢御用達?!の和カフェでいただきながら、現在の問題について分析してみました。
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⬛️少子化なのになぜ待機児童は生まれるのか?
「待機児童」この言葉は、以前から使われている言葉でしたが、
「保育園落ちた日本死ね」のブログによって、全国に再認識されました。
そして、少子高齢化が叫ばれ続けている時代に、少子化なのになぜ待機児童は生まれるのか?
という疑問にぶつかります。

「保育士不足」「保育士の賃金は、他の業種と比較して賃金が低い」など、問題点が指摘されます。
ここで、そもそも「こども」とは「どのような存在か」を考えてみます。
高木は、ボランティアで青少年活動、教育分野に関わって約25年ですが、活動の中で得た知識や経験によって
培ってきた答えは、「こどもは、日本の未来。無限に変化する可能性を秘めている。」ことです。
すなわち、「子育ては未来の国民、日本という国を育てることと同じ」であるとも言えます。
しかしながら、経済協力開発機構(OECD)の研究論文(未就学児教育とケアに関する調査
「Monitoring Quality in Early Childhood Education and Care(ECEC)」によると、
「日本の未就学児教育は家庭負担の割合がほかのOECD諸国に比較して高く、
公費でまかなわれている割合が低い」ことが示されています。

財政面ではなく、成長過程と能力についての視点で見てみると、2011年デンマークで発表された、
こどもの全人口わ対象とした研究によると、プレスクール(就学前教育)のより良い質が、
9年生(15歳、日本の中学校3年生)でのより良い成績と関連していたと報告されています。
Bauchmüller, R., Gørtz, M., & Rasmussen, A autocad 2018 다운로드. W. (2011). Long-run benefits from universal
high-quality pre-schooling
. Centre for Strategic Educational Research.

しかし、教育は、「学校」「社会」「家庭」で構成されていることを前提とすれば、
就学前教育の質以上に、「家庭教育の質」が子どもの育ちに影響を与えるということです。

NICHD(アメリカ国立小児保健・人間発達研究所)による縦断研究(1991年生まれの1364組の
乳児を抽出し、11歳まで子どもとその家庭を追跡)では、保育者の言動の量や質が子どもの認知的
・言語的な能力の指標と関連していたといいます。
また社会的・情動的発達とも関連しており、2歳頃に高い水準の保育を経験していると
行動的問題が少なく社会的コンピテンスが高くなっていました。
また質の高い施設での保育は母子相互作用に肯定的な影響がありました。
質の高い施設での保育がどのように母子相互作用に影響したのかは、この調査だけではわかりません。
とのことでした。
※参照:幼児教育のエビデンスと政策(1)

話は長く続くので、今日はこの程度にしておきたいと思います。
結論としては、様々な原因があげられますが、大きな原因としては、
保育現場の先生たちは熱心で真面目で、子どもたちに良い環境を整えたいと頑張っている。
でも、政治的に訴えかける声が相対的に小さい。
それは、
1)子どもには選挙権がないから、政策的にもどうしても後回しになってしまう
2)子どもの問題は、待機児童にならなかったなど、問題が解決してしまえば、声として大きくなり辛い
3)子どもの期間を経過してしまえば、これまた声として大きくなり辛い
ことが挙げられるのではないでしょうか。

教育については、とても広く大きな問題がありますので、引き続き研究するとともに、
具体的な政策提案をしていくために、活動していきたいと考えています。
子ども・子育て大応援!!

솔리드웍스 2016