７月１９日から２１日に行政視察へ行ってきました。
今回の行政視察というのは、「常任委員会」での視察でした。
高木の所属する委員会は、「財政福祉委員会」。
財政局、健康福祉局、病院局の３局について、施設等を視察するものです。
忘れないうちに、要点メモを残しておきたいと思います。
【札幌市衛生研究所】
特徴：新生児マススクリーニングが外注ではなく、自前で行っている。
年間１５０００名程度ののべ利用者。
妊婦甲状腺機能検査（負担金１１００円・札幌と東京が先行）。
通常は３０００円程度。６３．９%の受検率（H２７年度）。
タンデム質量分析計：１．５分・１検体
PM２．５の検出は、平成２６年７月に発生したシベリアでの火災
今後はジカ熱にも対応。
感染症法改正に基づき、性能検査も必要となった。
札幌のゴルフ場は、殺菌剤（殺虫剤ではない）を散布している。
【稚内病院】
人口１０万人当たりの医師数は、北海道平均２３０．２人。
宗谷地域医療圏は、９５．３人。北海道の中で最も医師数が少ない。
新卒後臨床研修制度が問題。医師不足となった。
総合病院及び２次救急病院は、稚内病院のみ。
宗谷地域医療圏において、最後の医療の砦。
救急外来受診で救急車利用は、軽症での利用者が全体の４２．６%（４３６名：平成２７年度）。
また、救急車利用外でも、自力で帰宅するのは、８６．１%（６２８１名）。
現在、総合診療医要請PG申請中（基幹施設、かかりつけ医、離島医療、総合診療医、高度医療施設）
【稚内市保健福祉センター】
１年間の利用者は、のべ３万５千人。施設内に機能の集約を行なっており、
時代とともに変化している。建設当初とは異なった機能を有している。
【稚内市役所】
公共マネージメントで課題は、施設。総床面積を少なくとも２０%削減１０２０年間で行う。３−５年で個々の分野で削減見直しを行っていく。
小中学校（３８）は防災・避難所となっているが、小（１２）中（８）が現存しているのみ。簡単に無くせないと考えている。
第三セクターでフェリーを運行する。
タブレット端末を議会に導入予定。
空港へのチャーター便は、年間１８６便。約１万３千人の観光客が年間にある。北海道の３５市のうち、１９市は５万人以下。３市は１万人以下。
学校の中に学童を入れるなど、こどもに密着性の高い施設を導入している。
【札幌保健所】
現在は市に１つだけ保健所が存在し、各区に保健センターがある。
夜間急病センターは、１９時から３１時まで開設している。
安全・安心な食のまち・さっぽろ推進事業に力を入れている
保健所の立ち入り検査は、約４割が中央区。
さっぽろHACCP（ハサップ）を導入。札幌市の食品衛生管理認証制度。
海外に対して食の安全をPRするため。現在はエントリーステージにある。
民間霊園３箇所、寺院墓地２０箇所（９００００区画中６００００区画は完売）。
市営霊園は３箇所４１６５０区画。民間と合計で需要に対応出来ると考えている。
第２・４で犬猫の飼い主探しを行っている。
【札幌病院】
平成２３年から平成２７年までに、約１００床を削減した（現在７４７床）。
現在市内では１９７病院３３３５５床あるが、７２６６床が過剰となっている。
紹介患者数と紹介率は、H２７で１１９４１名、６８．３%。
逆紹介患者数と逆紹介率は、H２７で１５５７２名、８９．５%。
市内では、完全なピラミッド診療ができており、１日当たりの救急は５件程度。
GCUにおいて、min６５０gの子を出産した実績あり。
