平成２６年まで、６区１１箇所で開催されていた、「中学生サポートモデル事業」。
平成２７年度は、９区２４箇所で開催されました。
（９月議会は決算審議なので、平成２７年度の決算について質問します）
平成２７年３月卒業者の高校等への進学率（全日制進学率）を比較してみます。
（平成２７年３月）
・名古屋市全体：９８．５%（９１．３%）
・被保護者：８６．８%（５８．７%）
・事業参加者：９６．０%（７２．０%）
（平成２８年３月）
・名古屋市全体：９８．５%（９１．９%）
・被保護者：８６．８%（５９．０%）
・事業参加者：９５．１%（７３．２%）
進学率を見ると、被保護世帯平均８６．８%、事業参加者９５．１%と
向上していることが見受けられます。
また、全日制進学率を平成２７年と平成２８年を比較すると、
・名古屋市全体（９１．３%から９１．９%）➕０．６%
・被保護世帯（５８．７%から５９．０%）➕０．３%
・事業参加者（７２．０%から７３．２%）➕１．２%
と、向上が見受けられました。
また、本事業は、大学生などのサポーターの力も大きく、
サポーターに対するアンケートを行ったところ、
「すでにサポーターを経験している学生がこの事業の魅力を伝えて誘う方法が、
サポーター確保に一番有効であることがわかりました」という答弁もありました。
本事業は、「貧困を断ち切る」事業と位置付けられています。
一方で、事業を支えるサポーターの存在も大切。
サポーター同士の交流を行える機会を設けるなど、地道な取組みを
継続する必要があることを意見しました。
本事業は、他都市からも多くの視察要望があるとのことです。
今後も注目していきたいと思います。
（本事業は、「ひとり親家庭」に対する事業（１６区２０箇所で開催）とも
リンクしています。）
詳細・お問い合わせは、
名古屋市健康福祉局生活福祉部保護課
０５２−９７２−２５９８
名古屋市子ども青少年局青少年家庭課
０５２−９７２−２５２２